バッファローのBBR-4MGの内側へPASVなFTPサーバー設置メモ

知り合いのネットワーク設置のお手伝いをしている時、LAN側に設置したFTPサーバーにWAN側からアクセスできるようにしようとしてはまった。
WANとLANの間に入れるルーターはBBR-4MGを使い、NATで使っている。以下、わかったこと。

  • WAN側からPASVコマンドを送ると、このルーターFTPサーバーからの応答の中のアドレス部分をWAN側IPに変換してくれる。
  • 上記処理時、FTPサーバーからの応答の中のアドレス部分が、FTPサーバーのIPと違う場合、このルーターがハングアップする。
  • 上記症状を回避するには、FTPサーバーがPASVコマンドへ応答する時のアドレスを、サーバーのIPと同じにすると良い。具体的な設定方法はFTPサーバーによって異なる。例えば、FTPサーバーがProFTPDの場合、proftpd.confの中にMasqueradeAddressの設定を書かなければ良い。

今まで、BBR-4MG以外のルーターで同様作業をした時、使用ルーターによって、MasqueradeAddressを書いたためにFTPでPASVコマンド以降の接続ができなかったり、逆だったりしたことがある。しかし、その場合でもルーターがハングアップすることはなかった。そのため、上記の条件でハングアップすることにしばらく思い当たらず、試行錯誤にかなり時間を費やしてしまった。
なお、BBR-4MGのファームのバージョンがいくつかあるようだが、上記がどのバージョンでの症状なのか不明(設置して帰宅した後、複数のファームバージョンがあることを知ったので、バージョンを見てこなかった)