地球ナメんな。ファンタジー

7巻に続いて、神憑った巻だった。

「ボケが。人型が戦車に勝てるワケねえだろ。図体がでかいんだよ。無駄に高えんだ」
「地球ナメんな。ファンタジー
227pまで読んだ時点では、上の2つの台詞で大笑いしたことだけ書いて、この本の話を終りにしようと思ったさ。
でも、その後の様式美に満ちた王道展開に唸ったよ。きっと、この作者さんって、付かかず離れずしながら、少しづつ距離を詰めていくお約束な展開で進んでいく主人公達を書きたくて、変なプライドと味がある貧乏臭い貴族とか、魔法とか、現代兵器とかの舞台背景は、単に客寄せの修飾語として整合に気を使ってるだけなんじゃないかと。で、それでいて、その修飾語も上手いので、本筋の主人公達が光ると、その修飾語達といっしょに光るんだよね。
最後のメールは泣きました。小指サイズ世界扉の話が出た時に、メールで〆ることは想像ついたけど、メール本文の内容で泣きました。マジで。