優生学と人間社会 (講談社現代新書)

優生学と人間社会 (講談社現代新書)

優生学と人間社会 (講談社現代新書)

  • 2000年出版でちょっと古い本だが、世の中の方向性はあまり変わってないので、問題なさげ。逆に、今でもばっちりの通じる内容なのに、2000年の出来事を現在形で書かれている部分があったりするが違和感あったり。
  • 人間に対する強制的な優生学の実践は、ナチスの専売特許じゃなかった。
  • ラザルス・ロング(Time Enough for Loveの登場人物)が、一時的、優生思想にとりつかれていた元ネタがやった理解できた。ハインラインって、小ネタはアメリカでの実際の出来事や趨勢を盛り込んだりしているのが多いと思うが、ラザルスの優生思想が謎だったので、やっと腑に落ちた。
  • 日本も事実上本人の意向を無視した断種などの酷いことを割と最近までやっていたことを知り、衝撃を受けた。