ケンブリッジ英検の次回受験予定とか、いろいろ思うこととか

この前、PETを受けたけど、次回の試験で、もう一つの上のFCEを申し込んだ。試験日は6/13。
もうね、ケンブリッジ英検を気に入ってしまったので、今後、しばらく、英語試験は、これだけを受けるつもり。ケンブリッジ英検を主催しているケンブリッジESOLの公式サイトはこちら
以下、気に入っている点とか、改善希望点とか。各サイトは、本日時点の内容を元にしている。なんか、改善希望点の方が長くなっちゃったねー。

何故、気にいっているか?

全体的に気に入っている点
  • バランスが良い
    • Reading, Listeningという受動的能力の他に、Writing, Speakingの能動的能力も測れる。
    • CEFRに準拠している。
      • CEFRってのは、ヨーロッパ言語共通参照枠のこと。
      • これは、6段階にわけられている、外国語学習の到達点を示す指標。到達点が高い方から順にC2,C1,B2,B1,A2,A1。
      • それぞれの段階で、読・書・聴・説・会話の各能力について「こーゆーことができる」と記述している。
      • 例えば、「英語を読める割には話せない」とか、「話せる割には書けない」とかいう話をする時、「これくらい読める人なら、これくらい話せるのがバランス良くて望ましいよね」「これくらい話める人なら…(略)」っていう暗黙の了解みたいなのがあると思う。CEFRは、そういう了解点に割と近い気がする。
      • それに準拠しているケンブリッジ英検も、バランスが良いかなと。
      • CEFRについての学術的意義は、学会とかで話が出てるみたいで、ネット上で論文が見つかったりするんだけど、正直、読んでもよくわからんかった。
  • カバーしている範囲が広いから、ケンブリッジ英検用に勉強しておけば、取れ漏らさずに英語のスキルを上げられる気がするし。
  • 小手先の試験テクニックが通じづらいから、試験テクニック勉強をあまりしないで良いし。
TOEICと比較して
英検と比較して
  • 英検って、上位の級にはWritingとSpeakingがあるけど、Reading・Listeningに比べると、簡単じゃね?私にとっては、すごく難しいんだけど、バランス的にね。
    • CEFRで言えば、例えば、英検準1級だと、ReadingとListeningがB2で、WritingがB1、SpeakingがA2とB1の中間くらいのような。

ケンブリッジ英検の改善希望点

ケンブリッジ英検全体について
  • 名前と難易度の順番が想像しづらい。難しい順に CPE, CAE, FCE, PET, KET となるが、こんなわかりづらい名前にせんでも良いだろうに。
  • 合否判明が遅すぎ。
  • ケンブリッジESOLが刊行している参考書や問題集で、微妙に違う名称の本が複数あって、どれがどれやらわかりづらい。
  • 受験料が高価
横浜にあるオープンセンター*1ジャスティーさんに望むこと
  • サイトのトップ(←注意!クリックすると、いきなり、音声つきの動画が再生されます)にある動画を自動再生にしないで欲しい。邪魔臭くて、気軽にリンクできないよ。動画の中で日向先生と神崎先生が言っておられることには同意するけど。
  • サイトの左上のメニューにあるMain Suiteって、CPE, CAE, FCE, PET, KETって列挙した方がわかりやすいんじゃねーの?
  • late entryってないんかな?外国のオープンセンターだと、締め切りが2つあり、1つめの締め切り日前だとちょっと安めの受験料で、2つめの締め切り日だと受験料がちょっと上がる替わりにが割と試験直前まで申し込めたりする場合があるみたいだけど。
  • 申し込み方法
    • ネット上から申し込めるようにして欲しい。
    • それが難しいなら、せめて、受験要項をネットからダウンできるようにして欲しい。
    • それも難しいなら、せめて、受験要項要請メールを、ネット上からメールフォームで送れるようにして欲しい。自分のメールアドレスを記入するだけのメールフォームで受験要項と取り寄せられれば、受験者にとっての敷居が下がるんじゃないかと。
  • 試験会場によっては、PETとKETで、Computer-based testingがあるわけだけど、ジャスティーさんとこの試験でもやって欲しいな…って、あの受験者数じゃ難しいか?
  • 申し込み後の流れを、もっとわかりやすく書いて欲しい。例えば、こんな感じで。
  • 各試験の説明をもっと書いた方が良いのでは?PETだと、最初はreadingとwritingが1時間30分で…とか、最低でもそれくらいの詳細度があった方が敷居が下がると思う。ケンブリッジESOLの公式サイトから探せばわかることだけど、日本語による情報が不足してると思うので、ジャスティーさんががんばって欲しいな、と。
  • ケンブリッジ英検を紹介している日本国内でサイトで、問い合わせ先として、以前、日本でオープンセンターをやっていたブリティッシュカウンシルジャパンへリンクしているところが未だに多数あるけど、ジャスティーさんとこにリンクを変更してもらうように連絡してみたらいいんじゃねーの?
  • SEO的にもがんばって欲しいし。「ケンブリッジ英検」でググっても、ジャスティーさんところが、なかなか出てこないんだよね。 
  • PETやKETも、もっと紹介すると良いんでないかな?日本で一番受験者が多いのは、現状、たぶん、FCEだと思うけど、ケンブリッジ英検をPET,KETあたりから受けるようになれば、受験者合計が増え、商売としていろいろやりやすいのでは?そのためには、日本語資料を相当に増やさないといけないと思うけど。っていうか、そもそも、PET,KETの日本人受験者数が少ないのは、日本語情報が少なすぎで、認知度が低いからだと思うし。
  • 日本でのケンブリッジ英検の認知度をもっと上げてほしい。受験者数が少ないと、寂しいので。
    • 高校や大学で、英検やTOEIC成績を単位認定しているところがあるけど、そういうところでケンブリッジ英検を使ってもらうとか。
    • 英語を仕事で使う企業の求人や昇進基準に、ケンブリッジ英検を使ってもらうとか。
    • 語学学校教師や翻訳などの英語業界の仕事の求人の条件に、ケンブリッジ英検を使ってもらうとか。

その他、いろいろ

ジャスティーさん以外の日本のオープンセンター
ケンブリッジ英検のことを書いているblogとかサイトとか

*1:一般の受験者によるケンブリッジ英検受験を受け入れている検定事務局のこと。語学学校が事務局を兼ねている場合、その学校の生徒しか受験できない場合があり、そういう検定事務局はオープンセンターと言わない