iTunes Storeで購入したAudibleの速聴化

素のAudibleでもiPodの設定により20%程度の速聴*1ができるが、倍速などにするには別の作業が必要。
以下、私がWindowsPCで行っている作業手順と、使用機材、使用アプリなど。

前提

  • 無料で。
  • 再生速度変更時に音質劣化がさけられないので、再エンコードや再生音の録音し直しによる音質劣化も気にしないことにする。
  • そもそも、私が速聴化したいのは、多少、音質低下しても困らないモノばかりだし。
  • 数時間以上のAudibleの速聴化もしたいので、音楽CDに焼いてからそれを速聴化するのはCD交換が面倒だから避ける方向で。

作業

  1. 録音の準備
    1. PCで再生する音をそのPC自身で録音できるようにする。設定は各PCのサウンドカードなどによって異なるが、サウンドカードが再生音の録音に対応していなければ、響音3あたりを別途購入。というか、私は購入した。
    2. HDRecorderを起動し*2、録音結果をファイルに保存できるようにする。
    3. 以下を繰り返して、録音結果が適切な音量になるようにiTunesの音量を調節する。
      1. HDRecorderの録音開始。
      2. iTunesで該当Audibleを再生開始
      3. 10秒くらいたったら、iTunesの再生とHDRecorderの録音を停める。
      4. 録音結果のwav形式ファイルを聞いて確認し、iTunesの音量を調整する。
  2. 録音
    1. Skypeなどの音を鳴らしかねない常駐ソフトを停止して、PCが余計な音を鳴らさないようにする。
    2. HDRecorderの録音開始してから、iTunesで該当Audibleを最初から再生し、放置して寝る
    3. 翌朝、目覚めたら、録音を止める。
  3. 必要部分の抽出
    1. SoundEngine Freeを起動して、録音結果のwav形式ファイルを開く。
    2. Audibleの内容が始まる直前と終了直後にマークをつけてから「マークで分割保存」をする。
    3. Audibleの本体とそれ以外が別のwav形式ファイルで保存される。
  4. 高速化
    1. SoundLilithを起動する。
    2. 右クリックして表示されるポップアップメニューから「ファイルの変換」を選ぶと「ファイルの変換」ウィンドウが表示される。
    3. 抽出後のwavファイルをドロップする。
    4. 設定押下。
    5. 出力を「RIFF PCM WaveFile」にしてから、「DSP設定」押下。
    6. 速度変更を有効にして、176%とか200%とか好きな速度にする。
    7. 「ファイルの変換」ウィンドウまで戻り、「開始」押下。
    8. 高速化した結果はwav形式で保存される。
  5. mp3形式に変換する*3
  6. iTunesに登録し、iPodに転送して聞き倒す

*1:iPod再生画面で中央のボタンを3回押すと再生速度選択になり、「やや速め」にすると20%くらい高速で再生される

*2:S Recも良いかも

*3:wav形式のままでも登録できるけど、wav形式のままだとファイルサイズがでかいし