Collins Cobuild Advanced Dictionary of American Englishの使用感

以前、「検索ソフトを発音記号表示ありに改善してくれたら、いつか買うかも」と書いておきながら、そういう改善を待ちきれずに、実は、この辞書を先月下旬に購入してしまっている。
購入前の予想より、付属CD-ROMの検索ソフトの短所が多いのだが、フルセンテンス定義の力が絶大なので、現在、主力辞書になっている。
以前のエントリと重複する部分があるが、実際に使用しての長所や短所は以下の通り。

辞書としての長所

フルセンテンスな定義
  • 私は、未知の英単語を覚える場合、このフルセンテンス定義がとても合っているようだ。
  • 普通の辞書のような見出し単語と等価の言葉や言い回しでの定義よりも、数段、覚えやすい。
米語

辞書としての短所

  • 短所なし。
  • 最強。

検索ソフトの画面例

検索ソフトの長所

見出し語の音声付き
  • 今時、標準的ではあるが、これを書いておかないと、長所がない。

検索ソフトの短所

検索時、必ずマウス操作が必要
  • キー操作だけで引けないので、さくっと引けず、ストレスが溜まる。
ウインドウ大きさが固定。最大化も不可。更にマススホイルでスクロールできない
  • 普通の語なら気にならないが、定義が多い語だと、俯瞰しづらくて不便。
  • Cobuild Advanced Learner's English Dictionary の検索ソフトは大きさ変更も最大化も可能だったのだが。
発音記号が表示されない
  • 紙の辞書の方には発音記号があるのだが。
  • ただし、Jamming経由でLDAEを引いて発音記号を確認するのがそれほど面倒でないことがわかったので、購入前に懸念したほど問題ではなかった。
語法を解説しているElements used in patternsが表示されない
  • 例えば、紙の辞書の方でawakeを引くと、定義文の最後に[v-link ADJ, ADJ after v]のように前後の品詞を含めた使い方が略語で説明されている。しかし、検索ソフトでは、この情報が表示されない。
  • フルセンテンスの定義を見れば、どういう使い方が多いか想像がつくが、Elements used in patternsが明記されている語は基本的には他の使い方ができないわけで、それも含めて学習する方が効率が良い。従って、この情報も検索ソフトで表示されて欲かった。

Collins Cobuild Advanced Dictionary of American English

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Collins COBUILD Advanced Learner’s English Dictionary + CD-ROM

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