やっとGalacticaの最終回を見た

Galacticaとは

2005年からアメリカのSci Fi(NBC系列)で放映された、人類脱出宇宙サバイバルモノSF(?)のTVシリーズ。正式名称はBattlestar Galactic。メインの話は4シリーズに分かれていて合計78話。先行放送されたミニシリーズと外伝を入れると合計90話くらい。
1978年に同名シリーズをやっていたことがあり、2005年からのはそのリメイク版になっている。
1978年からのシリーズは1981年から日本で放送された。私はそれが大好きで、毎週食い入るように見てたので、当然、リメイク版も期待大だった。

字幕なし英語音声でがんばって見てきた

このシリーズは、アメリカでの放送の翌日くらいに、ちょっとした工夫でアメリカのiTunes Storeからダウンロードで購入できる。最初のころは日本語版がでるかどうか?日本で放送されるかどうか?などが不明だったので*1、日本語版を待ちきれなくなった私は、アメリiTunes Storeからダウンロード購入して見るようなった*2
で、アメリiTunes Storeからダウンロード購入すると、英語音声で字幕なしだ。私の乏しい英語力のせいで、理解度は10%以下な感じ。なので、毎回、見た後、英語のファンサイトを回って理解できなかった部分を確認し、それでも足りなければ、日本語でエピソードガイドを書いてくださっているサイトで確認して、見続けてきた。
こんな無茶な視聴方法なのに、見続けてこれたのは、内容が素晴らしかったからだ。

最後の放送は3月20日だったけど

アメリカでの最終回の放送は、今年の3月13日と20日の2週に渡り、合計で2時間以上になる。どうせなら、一気に見たかったので、まとまった時間が確保できるまで見ないできた。そして、やっと、今日、見ることができた。

最終回の感想

以下、見てない人を置いてきぼりにしている感想。ネタバレなので、たくさん改行しておく。



























  • ヘレン救出の志望者を募るために乗員を赤線で分けた時、艦長がなにくわぬ顔で非救出組に入ったら笑えたのに。
  • 最後の戦いが、敵の本船にぶちかましての白兵戦なのが、ベタすぎて笑った。
  • シリーズ1でヒヨッコだったホットドッグが立派にバイパー隊を率いているのに感動した。
  • ジャンプが便利過ぎ。今までも何度も思ったけど、ジャンプ可能な核ミサイルがあれば、最強兵器だろう。
  • これも今までも何度も思ったけど、大気中みたいな飛び方をする敵味方の宇宙戦闘機に笑った。
  • 人類とサイロンとの戦いを俯瞰している存在(神?上位の生物?)の手のひらで踊っているわずかな人類の生き残りが悲しくて、嫌だった。たぶん、私の思考は新井素子いつか猫になる日まで 」のもくず的なんだと思う。あるいは、「メトセラの子ら」で人類の家畜化を嫌ったラザルスロングというか。
  • そして、スターバックの最後に泣いた。酷い仕打ちと思った。
  • へラの家族が仲良さそうで良かった。
  • 15万年前の地球に、機械を放棄して移住した人類は、当時の現地人同様に長生きできないんじゃないかな…とか思った。
  • 現代の地球に舞台を移した最後のシーンで、次々とロボットを登場させる皮肉に笑った。

全編を通した感想

  • 話が壮大なんだけど、個人的な想いもちゃんと描いていて、泣いたり、笑ったりした。
  • 一番泣いたのは、ミニシリーズで、機体コンピュータにウィルス食らわされて何もできないままに墜とされた戦闘機群のパイロット達。現代的に言うと、パイロットって、厳しい競争に勝ち抜いて大金かけて育成されたエリートなわけで、Galacticaの世界のパイロットの実情はよくわからんけど、現代と同じだとしたら、そんなエリートな人達があんなんで命を落とすのは、本人達にしたらどんななんだろうな、と。
  • おおよそ毎回、人類の生存者数が表示され、それが少しずつ、時にはごっそり減っていくのが残酷だった。
  • 宗教的によくわからんとこは、最後までよくわからんかった。
  • 前述したように、作品を見ただけの時点での理解度は10%くらいだったんだけど、英語学習にちょっとは役に立ったと思う。
  • 最後まで見てもやっぱりおもしろかったので、また、最初から見直す予定。

*1:結局、昨年から日本語版放送が始まり、DVDも順次発売中

*2:AppleNBCとの価格交渉のせいで、一時、ダウンロードできない時期があったりしたけど。再開した時はうれしかったな